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会長挨拶

会長: 成瀬 桂子

第39回日本糖尿病・肥満動物学会年次学術集会
会長  成瀬 桂子
(愛知学院大学歯学部内科学講座 主任教授)

このたび、第39回日本糖尿病・肥満動物学会を、2026年2月13日から2日間、名古屋駅前のウィンク愛知にて開催させていただくことになりました。日本における糖尿病および肥満研究を支えてきた歴史ある日本糖尿病・肥満動物学会の会長を務めさせていただく機会を与えていただき、あらためて感謝申し上げます。

日本糖尿病・肥満動物学会は、1987年に前身の「糖尿病動物研究会」としてはじまり、2007年より「日本糖尿病・肥満動物学会」と改称して、日本の糖尿病・肥満研究を牽引してまいりました。2022年からは日本糖尿病学会の分科会の1つとして、さらにその役割が期待されています。本学会は、一つのメイン会場を中心に学会発表がなされることが大きな特徴で、大学、研究所、企業などさまざまな研究者が文字通り一堂に対面で会して、糖尿病学、肥満学に関わる最新情報を集め、お互いに交流を深める上で大きな意義を有していると考えます。毎年行われている若手研究奨励賞対象の若手研究者による口演発表や学生セッションは、若手研究者だけでなく、参加している研究者すべてに、今後の研究への矜持を当てえてくれます。

特別講演ではTRPチャネルの世界的権威である名古屋市立大学なごや先端研究開発センターの富永真琴先生にご講演いただきます。TRPチャネルは2021年のノーベル医学生理学賞の受賞研究としても注目されましたが、疾患や創薬とのかかわりも強く、糖尿病学、肥満学研究においても多くの示唆を与えてくれるものと考えます。また、プレナリーレクチャーとして中部ろうさい病院名誉院長の堀田饒先生にご講演いただくとともに、会長特別企画として、「留学のススメ」と題し、最新の留学情報を帰国したばかりの若手研究者2名よりお話しいただきます。若手研究奨励賞に加え、医学生、大学院生を対象にした学生セッションでは、ご参加の皆様の投票をもとに優秀賞の贈呈も予定しております。

2023年より日本糖尿病学会の分科会の1つとなり、さらに本学会の役割が大きくなっています。今回の学術講演では、糖尿病合併症・併存疾患の最新研究についてのシンポジウムとともに、日本糖尿病・肥満動物学会、日本糖尿病学会将来計画委員会との共同企画として、これからを担う若手研究者が企画するシンポジウムも開催いたしますので、ご期待ください。

名古屋は2月でも比較的気候も安定しており、会場は名古屋駅より徒歩5分でアクセスのしやすい場所となっております。ぜひ、現地でご参加いただき、熱い議論を繰り広げていただきますとともに、名古屋めしなど堪能いただければと存じます。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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